トトロ」 や「風の谷のナウシカ」などで数多くのジブリ映画で世界中のファンを魅了しいるスタジオジブリが、日本テレビの子会社になってしまったというニュースには衝撃を受けました。
なぜあのスタジオジブリが、日テレの子会社になってしまったのでしょうか。この記事ではそのいきさつと、理由や、興味深いスタジオジブリの歴史、未来、そして日テレの株価についても説明します!
スタジオジブリの歴史
スタジオジブリは、もともと徳間書店の出資により子会社として設立した会社です。当時、ジブリ作品のほとんどは徳間書店から出版されていました。
当初、いつでもわりにできるようにと70人のスタッフに留め、完成すると解散していました。その後「魔女の宅急便」が大ヒットを遂げ、大会社に成長した後、徳間書店から分離、独立しました。
スタジオジブリの名前の由来
「ジブリ」とは 「サハラ砂漠に吹く熱風」という意味です。
日本のアニメ界に旋風を巻き起こす という意図で この名前が付けられたそうで、スタジオジブリは、日本だけでなく世界のアニメ界に旋風を巻き起こす会社へと成長を遂げました。
ジブリが日テレの傘下になった経緯
今月21日、本社 東京都小金井市のスタジオジブリの株式決議権の42.3%が日本テレビによって取得され、スタジオジブリは日本テレビの傘下となりました。
この結果、世界の宮崎駿監督は取締役名誉会長となり、鈴木現社長は代表取締役 議長となります。
スタジオジブリの鈴木現社長と日本テレビの 杉山会長は、1985年、日本テレビが「風が谷ナウシカ」の初放送以来、「魔女の宅急便」 の映画製作への出費をはじめとして、三鷹の森ジブリ美術館の設立への援助もしています。
この子会社化の話は、2022年、長年親密な関係にあるジブリの現鈴木社長と現 鈴木社長と日本テレビの 杉山会長が温泉でなされたそうで、鈴木社長から 経営を日本テレビに手伝ってもらえないだろうかと いう話が出たそうです。
スタジオジブリが日テレの子会社になった理由
スタジオジブリの 宮崎監督は、会社経営の方は鈴木現社長に任せて、作品作りに没頭してきました。そんな 鈴木現社長も 会社経営から身を引く年となりました。
子会社化に関する 鈴木 現社長の会見では、宮崎駿監督の長男である 宮崎 五郎さんに全てを託すのは重荷になりすぎるとのことで、日本テレビに経営を任せて、 スタジオ作りは作品作りに集中するという方針になったようです。
日本テレビはスタジオジブリ が持っている自主性を尊重するとのことなので、スタジオジブリは 映画制作に専念できます。また、ジブリ パーク の運営にも専念するようです。
後継者の 長男に経営を託すことを反対した宮崎駿監督
宮崎駿監督は本当に素晴らしい人物だと思います。 現 鈴木社長は宮崎駿監督の長男である宮崎五郎氏に任せるのが筋であると五郎氏を後継者に押していました。
しかし、宮崎駿監督は、もっと広い目で見ることを提案し、長男がこれだけ世界で名が知られ成長を遂げたスタジオジブリ という会社の後継者になることを拒んだそうです。
スタジオジブリの 宮崎駿監督や 鈴木 現社長 は宮崎五郎氏のプロデュース 製作 能力は両者より勝っていると言及しています。
スタジオジブリの弱点:人材育成
鈴木 現社長の会見によると、宮崎駿監督と鈴木現社長は、若い頃から好きなものを作っきてた。世界で他にはない映画作りに専念してきた。人を育てるということは後回しだったと述べています。
そりゃあ、宮崎駿監督に匹敵するカリスマを持つ人材を育てるのは困難でしょう!
これまでは 映画製作に何年も費やして通年にようやく 1本 リリースするというペースだったので、日テレの子会社化でテレビ番組かすると、若手の出番が増え、人材がもっと育成されるのかもしれません。
スタジオジブリの未来
日本テレビはスタジオジブリの映画作りを尊重するという意向ですが、企画や決定権は 日本テレビにあるので、ジブリ ファンとしては スタジオジブリの独特の映画作品はこのまま残り続けるのか心配なところです。
日テレの株価が上昇
日本テレビの株価は1300円台でしたが子会社の発表後 1500円台に上昇しました。日本テレビは2024年までに コンテンツの価値最大化を目指し、海外展開を軸としたアニメ事業の強化に臨むとのことなので、すでにネットフリックスで配信され、海外で大人気のジブリアニメは、この子会社化への投資によって、日テレに大きな利益を生むことが予想されます。
日本テレビは動画配信サイト「Hulu」の運営会社も傘下にしているので、ジブリファンの間では、Hulu でもジブリのアニメ作品が見られるのではないかという声が出ています。
音楽担当の久石譲のミュージカル
久石譲の音楽は海外でもコンサートが大人気で、ラジオでも頻繁に流れます。宮崎駿監督の隣のトトロはイギリスのロイヤルシェイクスピアカンパニーによって 舞台化され ミュージカルになり、大ヒットしました。
この話はジブリ映画で音楽を担当している 久石譲 が宮崎駿監督に提案したもので 、宮崎監督は、「僕が見たい、久石 さんが手掛けるのなら」と OK を出したそうです。
原作の映画に携わっていた久石譲 氏は、映画を壊したくないという思いが強くあったため、日本語で 舞台化すると映画と異なってくるので、だったら外国で舞台化したらどうかという結論になったそうです。
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