「札幌」というと、幻想的な雪の芸術品が並ぶ「雪まつり」を真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。しかし、最近では緑や美しい草木に囲まれた美しい都市ということから、移住先の第一候補としても注目を浴びています。もちろん、仕事で転勤、結婚といった理由で札幌へ引っ越す方もいらっしゃいますが、札幌で賃貸物件を探すコツとは一体なんでしょうか?
東京、大坂、福岡の3大都市に比べて、格段に家賃相場が低い札幌ですが、札幌の不動産屋の話によれば、近代的なビルが立ち並び、それでいて自然がたっぷり残っている都市として、日本で最も注目すべきエリアだとも言われているそうです。広々とした環境が保たれているので、子育てにも最適というわけですね。
気になる札幌市の不動産もエコブームや自然志向の影響で好調です。ここでは日本最北端に位置する北海道・札幌で賃貸物件を探すコツについてご紹介したいと思います。
転勤で札幌に移住する場合:駅近、都市部まで15分以内
札幌駅、さっぽろ駅、大通駅をはじめとする札幌の中心地には、大企業の札幌支店が多くあります。つまり、転勤で札幌に引っ越す方も相当な数でいらっしゃるということになります。
転勤で札幌に引っ越す際の賃貸物件を探すコツとしては、最寄りの駅にできるだけ近く、都市部まで電車で15分以内のところを目安にして探すのが良いでしょう。転勤の場合は、会社から賃貸の補助金が出るところもあるので、家賃が少し高めでも金額的に余裕を持って物件を探すことができるのも魅力ですね。
そうとは言いながら、勤務先まではできるだけ時間がかからないほうがいいですよね?また、賃貸物件も最寄りの駅から近い方が断然ラクです。
転勤で札幌に引っ越す方は、駅近で「さっぽろ駅」や「札幌駅」まで15分程度で移動できる場所が好ましいです。例えば、南北線の「麻生駅」は南北線の始発駅で、都市部まで13分くらいです。お隣の「北34条駅」も転勤してくる方に選ばれる人気のエリアなんですよ。
子供や年配者がいる家族の場合:病院や学校が近くにある
お子さんのいるご家庭や、年配の方と一緒に暮らす場合は、人気のエリアにこだわるのではなく、幼稚園、小学校、中学校といった教育施設や総合病院が近くにあるか?この点に注目して賃貸物件を探していきましょう。
ファミリーで札幌に移住する場合は、駅に近い、都市部まで時間がかからないということよりも、その居住地の周辺に必要な施設がどれだけ揃っているかが非常に重要です。お子さんがたくさんいる方は、学校にできるだけ近い方が便利ですよね。また、年配の方がいらっしゃる場合は、万が一のために救急病院や総合病院が車で30分以内の距離にある方が安心です。
また、大家族の場合はショッピングセンターやスーパーが近隣にあると便利でしょう。小さなお子さんがいる場合は公園が近くにあればラッキーですし、車を利用しない場合はバス停に近い方が好ましいです。
一人暮らしや若いカップルの場合:予算と間取りにこだわる
札幌の大学に通う予定の方、また純粋に一人暮らしを検討している方、そして若いカップルでの移住の場合は、予算と間取りに徹底的にこだわりましょう。一人暮らしやカップルの場合の賃貸物件探しのコツは、予算をオーバーすることなく、できるだけ希望する間取りに近い物件を探し出すことです。
一人暮らしの方や若いカップルの場合は、基本的に身軽ですよね?フットワークも軽く、駅から多少離れていたり、都市部から多少離れていてもさほど苦になりません。それよりも、部屋の広さや風呂、トイレ、リビングの大きさや数にこだわった方が快適に生活ができます。
もちろん、家賃をできるだけ安く抑えたい…という方もいらっしゃると思いますが、駅から離れた場所や都市部から距離のあるエリアなら、格安で広めの物件を見つけることも可能です。ぜひ、間取りや広さに妥協せず、予算内で許せる範囲で最高の物件を見つけていきましょう。
まとめ:状況によって賃貸物件を探すコツが異なる
札幌市内で賃貸を探すコツは、その人の状況によって異なると言えます。転勤で移住する場合は最寄りの駅に近く、都市部まで15分以内がおすすめです。ファミリーの場合は周辺に必要な学校があり、病院が近くにあると安心します。また、一人暮らしや若いカップルの場合は予算内で希望の間取りのある物件にこだわるようにしましょう。