走る伝説!中野浩一が世界で活躍した凄さ秘訣を分析
元競輪選手の中野浩一さん。
アデランスのCMの方が馴染みがある人が多いかもしれませんが、実は凄い人だったんです。。。
中野浩一さんの偉業
競輪の選手だったことすら知らない人も意外と多いみたいですが、中野浩一さんはプロの自転車競技の選手でした。
それも、世界で活躍するレベルの人です。
どれくらいの活躍かというと、10年間世界一の座に君臨してました。
つまり自転車競技の世界選手権で10連覇を達成した、世界でただ一人の選手です。
(未だに10連覇を越えた人はいないので、そう言った意味では現在も世界一ですね。)
あまりにスゴすぎるのと、当時からメディアの扱いが小さすぎる(笑)ので実感が沸かないかもしれませんが、例えば柔道で最強の名をほしいままにした谷亮子選手でも世界選手権では6連覇(計7回)でしかないわけです。
(本当は世界選手権で1回優勝するだけでもかなりスゴイのですが、ちょっと感覚が麻痺してきましたね)
で、今回は中野浩一さんが偉業を成し遂げた凄さの秘訣について分析してみたいと思います。
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凄さの理由はライバルの存在
世界選手権で10連覇を成し遂げる過程で、当然、数多くのライバルと激闘を繰り広げてきた訳ですが、意外と分野が違うこのライバルの影響が大きいのではないかと思っています。
それが、同じく世界レベルで偉業を成し遂げたこの人。。。
元プロ野球選手でホームラン王の王貞治さんです。
当時の王貞治選手は自転車競技でもかなりの実力者で。。。
という訳ではなく(笑)、意外な偶然が当時の中野浩一選手のライバル心に火をつけました。
ライバル心に火をつけた偶然なエピソード
中野浩一さんが初めて世界選手権で優勝した1977年の同じ日に、王貞治選手はホームラン世界記録に並ぶ755号を打ち各新聞に大々的に取り上げられました。
当然(?)、中野浩一さんの世界選手権優勝は扱いが小さくなってしまい、かなり悔しい思いをしたそうです。
話はそれだけでは終わらず、翌年に2連覇を達成した際にも王貞治選手の800号ホームランが報じられ、扱いの違いに愕然。
そこで、「世界選手権で連覇し続けよう」と思うようになったとか。
優勝してしまうと普通は満足感を得てしまったりして次からだれてしまうことが多いですが、優勝したにも関わらず強い悔しさを感じられた点が連覇を続ける原動力になったって事ですね。
あと、王貞治さんが所属していた巨人軍の日本一連覇記録は「9」だったので、それを1つでも越えたいというのが10連覇につながったと思われます。
特に10連覇がかかった試合の直前に、練習中の転倒で肋骨などを骨折し完治しないまま強行出場した点なども、10連覇へのかなりのこだわりを感じるので。。。
(逆に言うと、10連覇達成直後に引退を表明したくらいなので、体力的にも精神的にも既に限界に達していたということですね。)
ちょっと焦点がぼやけてしまいましたが、結論は「悔しさを維持するのが連覇の秘訣」ということになりそうです。
しかも、優勝などの目標を達成した後でも維持すると言うのがポイントですね。
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