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今も昔も大人気!スロットの歴史

『オーシャンズイレブン』『ラスベガスをぶっつぶせ!』『カジノロワイヤル』など、カジノを舞台にした魅力的な映画は古今東西、たくさん作られてきましたが、その印象的なシーンを思い出すと、いつも煌びやかな輝きと共にメインフロア一面に並ぶスロットマシーンが目に浮かぶという方は多いのではないでしょうか。

今も昔も、カジノでは定番のスロットゲーム。もはやスロットのないカジノなんて想像できないと言ってもいいぐらいですが、その歴史は意外に知られていません。最近ではネット環境さえ整っていれば、ラスベガスまで飛んでいかなくても、自宅のくつろぎタイムや職場の休憩時間に気軽にオンライン カジノでスロットが楽しめる時代になりました。ここでは、そんなカジノの王道ゲーム、スロットの歴史を紐解いていきます。

アメリカで誕生

コインを入れさえすれば誰でも気軽に遊べてしまう『スロット』、そのルーツは南北戦争時代のアメリカにまで遡ると言われています。現在、スロットと聞いて皆さんが思い浮かべるのは、複数の回転輪を並べて回転させ、停止した時の絵柄の組合せで得喪を決定するという、いわゆるリールマシンタイプのものかと思いますが、このリールマシンが開発されたのは、1898年、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコでした。スロットマシンの開発を行っていたドイツ系移民のチャールズ・フェイという人物が、3つの回転輪を持ち、ゲーム結果の判定及び賞金の払い出しを自動的に行う機能を備えた『カード・ベル』というリールマシンを開発したのです。翌1899年には、フェイはそのメカニズムを搭載した『リバティ・ベル』機をサンフランシスコのサルーンに設置し、売上を折半する営業方法を採用して大きな成功を収めました。このリバティ・ベルの成功は、後世のスロットマシーンに多大な影響を及ぼすこととなったのです。

アメリカから世界へ

フェイはこの「リバティ・ベル」を販売しなかったため、そのメカニズムの秘密は長い間明らかにされませんでした。しかし、1905年、あるサルーンに設置されていたリバティ・ベル機が何者かによって盗み出される事件が発生。その後、当時のスロットマシンメーカーの最大手であったミルズ社より、『ミルズ・リバティ・ベル』という名の、フェイの発明によく似たリールマシンが売り出されることとなります。ミルズ社はその後も精力的に類似のリールマシンを開発、販売し、他のスロットマシンメーカーもこれを模倣した製品の製造を始めたため、3リールのリールマシンは全米を席巻するようになり、やがてその人気は世界へと広まっていったのです。

近代化するスロットマシン

こうして世界へと広まったスロットは、時代の流れと共に進化を遂げていきます。1980年代に入るとハイテクノロジーの発展を受け、ビデオスロットが誕生したり、ゲームの多様性も大きな広がりを見せていきます。さらに2000年を迎えると、コンピューター技術も格段に向上し、高度なコンピューターグラフィック表現や、ゲームの魅力を高めるフィーチャーでカジノを席巻していくこととなります。そして近年、オンラインでスロットは益々成長を遂げています。何千ものオンラインカジノサイトで、続々と新しいゲームが誕生し、世界中の人々が様々な種類のスロットゲームを楽しめるようになったのです。実際のリールマシンでは無理があるようなペイラインの設定でも、グラフィックによる自由度の高い表現力で克服できるので、1回のゲームによりたくさんのお金をかけることが出来るような作りにし易かったという点も、現在の隆盛を見る要因の一つと言えるかもしれません。