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アニー・デュークの『確率思考』で生活を豊かにしよう

私たちの生活では、常に意思決定が求められます。「昼食は何を食べようか」というささいな決定から、人生を左右するような重要な決定まで、その種類は様々です。これらの決断の機会が訪ずれるたびに、できる限り最高の決断をすることができれば、人生の質はいずれ向上するでしょう。

この記事では、意思決定力を高めてみたい皆さんのために、オススメの書籍を紹介します。アニー・デュークさんによる全米ベストセラー『確率思考 不確かな未来から利益を生みだす』(原題: Thinking in Bets)です。

変わった経歴の著者

確率思考や意思決定といった題材の本を書く人は、たいていビジネスパーソン、数学者、経済学者といった肩書きや経歴の持ち主です。

ところが、この本の著者のデュークさんは、もともと大学・大学院で心理学の勉強をしていたところ、ひょんなことから研究者の道から外れ、プロのポーカープレイヤーに転向した人です。

デュークさんは、博士論文完成間近に研究生活に嫌気がさし、休学、結婚して田舎町で新たな生活を始めました。大学院生時代は奨学金暮らしでしたが、休学中は奨学金を得ることはできません。どうやって生活費を稼ごうかと思っていたところ、プロポーカープレイヤーの兄から、ポーカーをやったらどうかと誘われたそうです。

その後、デュークさんはポーカープレイヤーとしての頭角を現し、世界チャンピオンの座まで登り詰めました。彼女はポーカーを「人間の意思決定の過程を研究できる実験室」と捉えて、意思決定に関する考察を練っていきました。『確率思考』はデュークさんのポーカー経験と心理学的な知見の集大成だと言えます。

賭け型思考、意思決定の質、運の存在

デュークさんはこの本で「賭け型思考」という考え方を提案します。これは、あらゆる意思決定を不確実な未来に対する賭けとして捉える考え方を意味します。

そして、この思考方法の肝となるのは、「意思決定の質」と「運の存在」を明確に分けて認識する点にあるとのことです。これは簡単に言えば、優れた意思決定が優れた結果につながるとは限らないし、悪い結果が起こったのは意思決定の質が悪かったからとも限らないということなのです。

ところが、私たちは得てして意思決定の質と結果の良し悪しを混同する傾向にあります。これは「後付け思考」と呼ばれる認知バイアスで、デュークさんが大企業の社長や幹部などを相手にコンサルティングするときにもよく見られる現象だそうです。このバイアスに気付くと、自分の意思決定の質をより客観的に評価できるようになるでしょう。

意思決定力を高める方法

『確率思考』では、意思決定と運の違いをハッキリさせた上で、意思決定力を高めるための様々な方法を紹介しています。その多くは、自分のバイアスに気付き、それと向き合うことで意思決定上の間違いを減らしていくようなものです。

デュークさんの本で紹介されている思考法を日常生活に取り入れれば、きっと意思決断力が高まることでしょう。また、デュークさんのようにゲームを通じて「意思決定の実験」をしてみるといいかもしれません。

たとえば、オンラインカジノでは、ポーカーはもちろん、ブラックジャックやバカラなど、確率思考を実践できるゲームで遊ぶことができます。VegasSlotsOnlineでは、お得なオンラインカジノボーナスの入手方法や、信頼できる良質のカジノサイト、人気カジノゲームの遊び方などに関する情報を簡単に入手することができます。

ぜひデュークさんの本を参考にして、意思決定力を磨いてみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、認知心理学の専門家&プロポーカー世界王者という変わった経歴の持ち主、アニー・デュークさんの著書『確率思考 不確かな未来から利益を生みだす』について紹介しました。

デュークさんの教えに従って、ありとあらゆる意思決定を賭けとして捉え、できる限り自分の意思決定の過程を客観視し、意思決定の質を高めていきましょう。

その時点で最高の意思決定をしても、自分にはどうしようもできない理由で結果が優れない場合もあるかもしれません。しかし、質の高い意思決定を下すスキルを身につけていれば、長期的には人生の質もそれに伴って向上することでしょう。