近年、日本でもとても話題になってきているオンラインカジノですが、今のところあまり良い印象を持っている人は少ないんじゃないかなと思います。イカサマのイメージがあったり、反社会勢力との繋がりなど、考え出すとキリがありません。
しかし、もちろんそんなことが行われていないように監視し、規制する組織というのも業界には存在し、その上で西洋諸国を中心により多くの国がオンラインカジノを受け入れつつあるというのが現在の状況になっています。その中心を担うのがライセンス発行体となるのですが、オンラインカジノを見てみると、キュラソーやマルタ、ジブラルタルなどなど様々なライセンスを持っているカジノを見かけます。実際にどのライセンスが良いのかなどはプレイヤーの方はあまり気にしないかもしれませんが、業界では感覚的にどのライセンスがより信用できるかという順位のようなものが存在します。そんな業界のちょっとした裏側を紹介したいと思います。
キュラソーライセンス
キュラソーのライセンスは日本人プレイヤーを相手にしているオンラインカジノに最も多く見られるライセンスです。というのにも大きな理由が2つ考えられます。1つはキュラソーにライセンスの発行体が4つあるということ、そしてライセンスの取得が他と比べ用意であるということにあります。
キュラソーにはCuracao eGaming、GC（Gaming Curacao）、Curacao Antillephone、そしてCIL（Curacao Interactive License）という4つのライセンスがありますが、特にこれらをまとめてキュラソーライセンスと呼ぶことが多いので、プレイヤーの方はキュラソーライセンスをよく見かけると感じてしまいますが、実際にはそれぞれ別の発行体になります。
またこれらのライセンスは他の下2つのライセンスと比べ取得要件や更新要件などが緩いと言われており、そのため日本などの規制が設けられていない国で運営するために多くのカジノがキュラソーのライセンスで十分だと判断し、運営していると考えられています。
マルタライセンス
マルタのライセンスは業界でも屈指の評判を誇り、取得も難しければ保持するためにも監査が定期的に厳しく行われるため、安全性にはピカ一と考えられています。実際にオンラインカジノの会社の本体をマルタに置く会社も多く、その理由はマルタ共和国が国をあげてオンラインカジノを推進しているということにあります。国土の小さいマルタにとってオンラインで行えるカジノ事業というのは効率の面でとても相性が良いのでしょう。なにはともあれ国が推している業界というだけあって、信用性には間違いないと言えます。
マン島ライセンス
上の2つとは違い、マン島のライセンスを見ることはとても珍しいかと思います。マン島はイギリスとアイルランドの間に浮かぶ小さな島でイギリスの領地とされています。イギリスと言えばスポーツベットの発祥の地でもあります。そんなイギリスは長年の経験があるため、オンラインに限らず賭け事に対する規制はとても洗練されています。取得や保持、更新はマルタのライセンスと同じくかなり厳しく取り締まられていると言われており、そんなマン島のライセンスを持っているの信頼性は高く評価されており、プレイヤーにとって心配することは無いと言っていいでしょう。
まとめ
以上がオンラインカジノで見るライセンスのまとめでしたが、これはよく見られるライセンスの一例で他にもマイナーなライセンスが多く存在します。しかしこれ以外のライセンスには少し注意が必要なものもあるため、見慣れないライセンスを見た際には、サイトで調べてみることを強くオススメします。
