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選手移籍でガラリと変わるサッカープレミアリーグの魅力

サッカーは世界中で愛されているスポーツですが、その中でもイングランドのプレミアリーグは、観客の熱狂度や試合のレベル、そして動く資金が桁外れなリーグです。今回はそんなプレミアリーグを取り巻く内容を解説していきます。

サッカープレミアリーグとは?

イギリスを構成する4つの国の1つ、イングランドのプロサッカーリーグのトップカテゴリーのことを「プレミアリーグ(正式名称:イングリッシュ・プレミアリーグ)」と呼びます。1888年に誕生したイングランド国内リーグから、1992年に1部リーグに所属していた全てのチームがプレミアリーグへと移行し、現在の形式となりました。その競技レベルの高さはもちろん、放送権料や選手の年俸など動く金額が他国とは桁違いの規模。同様に人気の高いスペインリーグと、世界最強リーグの座を争うほどとなっています。

毎年1月はサッカープレミアリーグの移籍シーズン

そんなプレミアリーグがレベルの高さを維持し続けている理由、それは移籍してくる選手の質が圧倒的に高い点にあります。非EU国籍の選手は、自国のレベル・代表歴と稼働率・市場価値などの規定をクリアしなければ労働許可が下りないのです。また、EU国籍の選手は皆サッカー強豪国の代表クラスもしくはサッカーが盛んで自国選手のレベルも高いイングランドのスター選手ぞろい、生半可なレベルでは世界最高の舞台に立つ事すら許されません。このプレミアリーグの移籍シーズンは、例年6月初旬から8月31日までの夏の移籍期間と、1月1日から31日までの冬の移籍期間の2つです。プレミアリーグでは、この移籍期間に毎年莫大な金額で他国リーグで大活躍したスター選手が加入することが風物詩となっています。

移籍してくる選手がプレミアリーグにおいてゲームチェンジャーになる

例えばバロンドール(世界年間最優秀選手)に5回選ばれ、世界最高のストライカーとして名を馳せたクリスチアーノ・ロナウドもその一人です。2003年にポルトガルリーグのクラブから18歳の時に、当時のレートで約24億円という移籍金でプレミアリーグの強豪チームであるマンチェスター・ユナイテッドに移籍してきました。その後の活躍は言わずもがな、6シーズン在籍し公式戦292試合に出場し118ゴール、3度のプレミアリーグ優勝を経験するなど、計9つのタイトルを獲得しています。当時10代の選手に大金を費やす移籍は疑問視され、一部批判をうけましたが、その後の活躍を見ると十分過ぎるほど効果的な先行投資だったと言えるでしょう。クリスチアーノ・ロナウド在籍期間のマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグはもとより欧州中で最高の成績を残したクラブといっても差し支えありません。こうしたチームの成績を大きく左右するだけの実力を持った選手をチームに迎え入れる移籍期間は、サッカー好きにとって今後のリーグ全体の勢力図を考察する、至福の時と言えるでしょう。

プレミアリーグの楽しみ方について

そんなプレミアリーグでハイレベルな試合と同様、盛り上がりを見せているのが新しいタイプのエンターテイメント「スポーツベッティング」です。スポーツベッティングとは、サッカーなどの試合の結果を対象にした賭けであり、ヨーロッパではこうしたスポーツを対象にした賭けを行う大手ブックメーカーが多数存在しています。このスポーツベッティングでは、時として思わぬ大金を手にする幸運な人物が現れるのです。ある意味、人生のゲームチェンジャーです。

2016年シーズンに大方の予想を覆し、レスター・シティが奇跡のプレミアリーグ優勝を果たした際の優勝オッズはなんと5000倍でしたが、これを購入していたのは熱心なレスターサポーターが多かったそうです。

サッカーには人生を変える魅力がある

資金力に勝る強豪チームを打ち破ったレスター・シティ同様、こうした“ラッキーガイ”として一攫千金のチャンスを得ることも、サッカープレミアリーグが熱狂を生む一つの要因かもしれません。